アルガンオイルを髪の毛に使うと、びっくりするほど髪がしっとりとツヤツヤに仕上がります。
髪表面で毛羽立つように開いたキューティクルをすっと閉じて1本1本をつるんと仕上げるからこそツヤが生まれます。
なぜアルガンオイルはこれほど髪の毛をキレイに整えてくれるのでしょうか?ここではアルガンオイルが髪に効果的なワケと天使の輪ができる「つや髪にする使い方」をご紹介します。
アルガンオイルはなぜ髪に効果的なのか?
髪の毛を半分に割ってみると、一番外側が「キューティクル」です。これは皮膚に例えると角質と同じ部分になります。
外部刺激から髪を守り、手触りとツヤを決定づける場所です。(さらに中間層は「コルテックス」中心部が「メデュラ」と続きますがここでは割愛します)
アルガンオイルの特徴として肌への浸透力が高いというのがあります。角質の深いところまですっと浸透し、肌内部で水分を閉じ込めるために長時間潤いが続きます。
これは髪の毛でも同じことが起こります。
アルガンオイルはキューティクルにスムーズに浸透し、乾燥や傷みから髪を守ってくれるのです。
またアルガンオイルに含まれるビタミンEは髪を柔らかくしなやかにします。さらに頭皮では血流を促進し、髪に栄養や新鮮な酸素を届けてくれます。
アルガンオイルで改善可能な髪の傷み・効かない髪の傷み
万能オイルと名高いアルガンオイルでも修復できない髪の傷みがあります。ここでは改善が可能な髪とそうではない髪の傷みについて説明します。
アルガンオイルが効果を発揮する髪の毛とは
- 手触りがわるい
- 指通りが悪い
- ツヤがない
このような髪の毛であればアルガンオイルを使うことでキューティクルの開きを滑らかに整えて、ツヤ髪に戻す効果が期待できます。
アルガンオイルでも改善が難しい髪の毛
- 枝毛・切れ毛ができている
- パーマやカラーリングを繰り返して髪の色素が抜けるほど傷んだ髪の毛
- キューティクルが開いているのではなく、剥がれ落ちた髪の毛
髪の傷みが進み、キューティクル自体が剥がれてしまうとアルガンオイルを使っても修復はできません。
ただ、保湿効果はあるためしっとりとした仕上がりになりますが「髪の修復」という意味では困難です。
アルガンオイルを使ってツヤツヤの髪をつくる3つの方法
ではツヤツヤな髪の毛を作るため、アルガンオイルをどのように使ったらいいかをまとめます。
濡れた髪に1~2滴馴染ませてからドライヤー
髪を洗い、トリートメントを使って仕上げたらタオルドライ。ここまでは普段と同じです。
次にドライヤーで髪の毛を乾かすのですが、この時にアルガンオイルを1~2滴手に取り、これを髪の毛全体に馴染ませます。
濡れた髪の毛はキューティクルが開いて傷みやすい状態です。ここにアルガンオイルを使うことで、ドライヤーで乾かしても髪の表面が乾かず適度な水分と油分を保った髪になります。
特に冬場の乾燥する時期には効果的。アルガンオイルを馴染ませるだけで静電気が発生しないので効果をすぐに実感できると思います。
毛先の傷みが気になる時にはドライヤーで乾かした後にさらに追加で1~2滴を毛先や傷みの激しい所に部分的に使うのも効果的です。
アルガンオイルはつけすぎるとベタついた印象になるため注意しましょう。
セミロングなら多くても3滴程度、ロングヘアでも5滴以内にしましょう。
アルガンオイルで週に1度のホットヘアパック
髪の毛を洗う前に行うヘアパックです。
アルガンオイルを10滴ほど手に取り、髪の毛がしっとりするよう全体的に馴染ませます。パック後に洗い流すため、多少多くても問題ありません。
アルガンオイルを髪の毛に馴染ませたら、濡らしたタオルを電子レンジで10秒チンしたホットタオルを作ります。これで髪の毛を包み込み、そのまま10~15分間置きます。
この時間はバスタブに浸かってのんびり過ごすのをおすすめします。
その後は普段通りのシャンプーとトリートメントで仕上げます。オイルを塗りすぎて泡立ちが悪い場合には2回シャンプーをします。
無理に泡立てようとすると髪が摩擦によりダメージを受けるので注意が必要です。
毎日のスタイリングにアルガンオイルを取り入れる
ワックスやハードスプレーのように髪の毛を固定する効果はありませんが、髪をまとめる効果があります。
使い方はアルガンオイルを1~2滴手に取り、毛先を中心に髪の毛全体に馴染ませます。根元に使うとベトついた印象になるので、根元には使わないようにします。
馴染ませた後は、目の細かいブラシでブラッシング。アルガンオイルが髪に馴染むとさらっとしているのにツヤツヤとしたつやがプラスされます。
髪に使うアルガンオイルにはどんな種類がある?
アルガンオイルの中でも髪専用のオイルがあります。モロッカンオイルと呼ばれ、髪に馴染みやすいように調整されています。
モロッカンオイルや髪の毛専用のアルガンオイルはベタ付きが出にくく、使いやすいという特徴があります。
その他には髪の毛以外の全身に使うことができるアルガンオイルを髪に使う方法もあります。
アルガンオイル100%などが当てはまります。
つけすぎるとべたつきが出るので注意が必要です。
全身に使えるアルガンオイルは髪にも肌にも使えるので便利です。
サラサラツヤツヤの髪は健康で若く見える
髪の毛の見た目って大事です。
どんなにキレイな肌をしていて、生き生きした表情であっても、髪がパサパサしてツヤがないと一気に老け込んで見えてしまいます。
特にパーマやカラーリングを繰り返している髪の毛は次第にダメージがキューティクルに現れてきます。また年齢が進めば、髪の毛が細くなったり、ツヤがなくなったりと老化の影響も出てきます。
毎日のケアで髪を優しくいたわるようにしていきたいですね。
コメント